走る前に読め(笑)の最近のブログ記事

「走る前に読め」第3弾、今回は「かもめ☆チャンス(玉井雪雄/小学館)」です。ストーリーはただ今現在進行中、コミックは4巻まで発売。

 更科二郎が「TCR-100」に偶然乗る事から物語がスタートしていますが、もしも偶然乗ったスポーツ自転車がCSやESCAPEだったら...無罪放免、夢のないことは書いてはいけません(笑)

 「乗鞍」が終わったら、更科はどうなるのでしょう。燃え尽きた状態になるのか(ストーリーの事実上のおしまい)、坂バカ症状を発症するのか、はたまたロードレースを始めるのか、予断を許しません。鍵を握るのは、更科の周りにいる美女たちなのかもしれません。しかしながら、TCR-100は当分、更科の(贅沢な...日本国内での販売台数3台)決戦車として活躍することでしょう(そのほうがバイクにとって幸せなのかもしれません)

 ところで(自転車と関係ないクルマネタですが)...「サクリファイス(コミック)」「かもめ☆チャンス」とも、BP型レガシィが登場しています。サクリファイスでは「チームオッジのサポートカー・伊庭が暗坂への移動に使ったクルマ」です。かもめチャンスでは「砂場恭平の自家用車」ですが、この砂場のレガシィ、フロントはBP(2巻P78)ですがリアはBH(3巻P40、他)。一体、砂場号はBPなのでしょうかBHなのでしょうか。

 因みにBP型のリアは(1巻P58)にしっかり描かれています。

 「走る前に読め」第2弾、今回は「サクリファイス(近藤史恵/新潮社)」です。

 物好きなので、原作とコミック(菊池昭夫/秋田書店・全3巻)の両方をお買い求め。原作から読んでみました。

 原作を知っていると、コミックは...といった感じです。「ミステリー」と言うので、そうなのでしょう。後味爽快の「ヒルクライマー」とは180度異なります。

 「あの人だからだよ。今までずっと、アシストたちの夢や嫉妬を喰らい、それを踏み続けてゴールゲートに飛び込んできた、あの人だからだ」「勝利は、ひとりだけのものじゃないんだ」(P.241)この2文に集約されます。ここまでに至る経緯を書くとネタばれになるので書きません。サクリファイスとは、「生贄」という意味です。

 とにもかくにも、原作がお勧めです。

 

文芸書は普段読まないたちなのですが...読売新聞の書評が目に留まりました。

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 いわゆる「坂バカ」のお話です。坂なんで、ド貧脚な私が叶うものではありませんが、まっすぐな道よりくねくねした道や裏道が大好き...どちらかというと「道バカ」(笑)
 というより、関東平野の真ん中辺りに住んでいる身としては、峠道ははるか先です。そういえば、ジャイアント号9速化してから遠出らしい遠出が出来ません。レガシィ号にジャイアント号を積んで走りにでも...

ということで、以下は「ヒルクライマー」(高千穂遙/小学館/2009)から引用しています。舞台が以前の勤め先であった三多摩なので、懐かしい感じも受けました。

「もらったんだ。形見分けだといって」(P.17) ここまでは礼二君、あくまでも軽いノリです。LOOKを「早く走れる自転車」程度にしか思っていないようです。しかし、高級ロードを形見分け(P.106)、う~ん、羨ましい。けど、油くらいは注しましょう。
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「抜いた瞬間、何か背筋にぞくりとする感覚があった」(P.64) 礼二の心の持ちようが変わった瞬間でしょう。
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「自転車は金がかかる」(P.67) 皆さん実感のとおり。上を見ると限がありません。お店に長居してはいけません。ということで、CS3200です(笑)
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「今登るのは、無になるためだ」(P.97) 「いま、俺が自転車で走るのは、イコール生きることだ」(P.140) 自分自身は、そこまで悟っておりません。今のところ正常(笑)。境遇の異なる二人の男の「自転車感」です。大作は企業の中間管理職で家族もいる、男としてはとても難しい立ち位置であることには違いありません。礼二はもらった自転車から生きがいを得て、出会いも得ていく。とても羨ましいです。
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「俺はいつも、たいっちと一緒に走っている。たいっちと一緒に山に登っている」(P.237) 太一に対する畏敬の現れでしょう。自転車が擬人化しています。もうここまでくると輪界にどっぷり浸かっています。
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「山に登ろう。自転車で」(P.285) これ以上書くとネタばれになるので書きません。礼二はヒルクライマーになったのです。

番外...仙川のカリスマ美容師、下丹田仁と誕生日が(生年は違うが)偶然にも一緒...(P.240)

勝手に続編を考えてみる...礼二がLOOKからの乗り換えを決断するとき
 「俺たちはヒルクライマーなんだ」(P.285)で物語が締め括られていますが、いつまでも形見分けのLOOKで...というわけには行きません。形見分けでも、いつかはフレームがヘタリます。ちっとした軽自動車1台分するが(内燃機関が無い自転車の)新車への乗り換えは、一大転機とも言えます。新車への決断に至る為には、いくつかのステップがあるはずです。
 一つ目は競技で壁に当たったときの打開策で、これは機材一新で心機一転を狙うと言うことでしょう。また、LOOKは青春の1ページや出会いのきっかけであり、乗り換えをきっかけに通勤快速程度で大事に扱われる事も考えられます。
 二つ目は自転車競技を続けるに足りる経済力とそれに付随する職業選択で、下丹田仁や浅倉美奈は仕事の糧に自転車があるかのような事を言っています。自転車を乗り続ける「正当な理由付け」にも聞こえますが、自転車のみならず、乗り物が好きな人(自分もどっちかと言えばそうかも...)共通の思考でしょう。ここではたまたま自転車であったと。
 三つ目は礼二-大作-あかりの三角関係で、あかりは最後まで「絶対に登りません」(P.285)と公言しているが、彼氏の影響で「坂バカ」に陥る可能性も否定できない。娘の男親として「雑念」と言う状態に陥っていた大作も、「山に登ろう。自転車で」で吹っ切れたようです。彼女の親でもありチームメイトでもありライバルでもあるこの状態、難しいです。また、「坂バカ」を見守ってくれる彼女の存在は、とても大きなものでしょう。よって、新車購入(笑)

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